三沢市防衛協会令和元年度定時総会・防衛講話会・懇親会を実施

令和元年5月16日(木)16:00~20:30 ホテルグランヒルつたやにおいて三沢市防衛協会令和元年度定時総会・防衛講話会・懇親会を実施しました。

 16:00~16:40の間で定時総会を実施し、事業報告、監査報告、決算報告及び次年度計画、予算案等のご承認を頂きました。今年度は、この計画に基づき実施してまいります。又、会員の方々に、体験搭乗及び基地研修等に積極的にご参加いただき、自衛隊及び米軍等をより深くご理解いただけたらと思います。

 17:00~18:20の間で防衛講話会を開催いたしました。防衛講話会の目的は、会員の皆様に防衛意識の向上を図り正しく現在の安全保障環境等をご理解いただくためであります。今回は、講師に「北部航空方面隊司令官空将森川龍介様」に「我が国を取り巻く安全保障環境と航空自衛隊について」と題してご講演をいただきました。

 18:30~20:30の間で懇親会を実施しました。ご来賓の方々の中に、三沢基地主要幹部等の方々もご出席いただき開催することができました。今回は、三沢基地の事故対応の関係で三沢基地司令は欠席となり、懇親会においても余興等を取りやめ、懇談のみとしました。お忙しい中ご出席いただきましたご来賓の方々、会員の皆様には厚く御礼申し上げます。

以下に、懇親会場にて三沢市防衛協会野坂会長が挨拶された要旨を掲載いたします。

 「令和元年度三沢市防衛協会総会に当たり一言あいさつを述べさせていただきます。昨年は、創立50周年記念講演会・記念式典・記念祝賀会を開催したところ、多くの方々のご出席を賜りまして大変ありがとうございました。『櫻井よしこ記念講演会』には900名の方が来場いただきました。さらに記念式典・祝賀会には各界の名士が参列くださり、50年の歴史を振り返ることができました。

 平成31年になり訃報が入りました。三沢市防衛協会会長を33年間にわたり先頭に立ちリーダーシップを発揮された「山本昭三」前会長が330日ご逝去されました。くしくもその二日後の41日に、菅官房長官が新元号「令和」を発表したことは、三沢市防衛協会としても歴史の流れの、現実を感じさせる出来事でした。

 そして今日の総会を迎えました。自衛隊幹部の皆様におかれましては、大変忙しい中、御出席いただきましてありがとうございます。三沢市防衛協会は「全国防衛協会連合会」と、志を同じくし各都道府県防衛協会の連合体として「防衛意識の高揚」と「自衛隊への支援・協力」を目的に活動しております。

 そのために毎年「防衛問題に関する要望書」を国へ提出しております。 昨年は5点の要望でしたが、令和元年度の要望は、大きく二点に集約しています。

 第一点として「憲法改正」を取り上げています。

我が国を取り巻く安全保障環境の厳しさに対応する関係者の努力は並大抵のものでないことを十分理解し応援しています。その一方で国民の国防意識や自衛隊に対する理解は、残念ながら決して高くはありません。そのため、国防に関する記述が欠落している憲法を改正して、国防の中核たる「自衛隊の位置づけを明確化」することを要望します。

 第二点として「自衛官の処遇向上」を取り上げています。

自衛官の処遇は、諸外国軍人の処遇と比較しても不十分であり、国家として自衛官の責任感・使命感に応えきれていないと感じます。自衛官の処遇を向上することで、現職自衛官の任務遂行に国家として報いると共に、大変困難な自衛官募集の問題を解決することにつながると確信します。そのため、処遇向上のうち「恩給制度の新設」及び「国際任務に伴う手当に対する税制上の優遇措置」を要望します。

以上、全国防衛協会連合会要望書2点を紹介しました。全国の要望から話を三沢市に戻しますと、私たち三沢市防衛協会の要望はただ一つしかありません、その要望は『今年の航空祭が、晴天に恵まれることを要望します』 

本日は大変ありがとうございました。」